会期
■2024年10月21日(月)- 31日(木)
10:00 -18:00 (初日のみ15:00-18:00) 日曜休廊
【開催記念 トークショーと二胡演奏(画廊)】
◆梶岡亨 トークショー
期日:10月26日(土)15:00~16:00
会場:銀座 永井画廊
定員:30名 [申込先着順]
※定員になり次第締め切らせて頂きます。
[電話]03-5545-5160
[メール]info@nagai-garou.com
トークショー後、作家の友人である二胡奏者チェンミンさん
による
二胡演奏を予定しています
二胡奏者 チェンミン公式HP /Chen Min official website
【関連展覧会】
(予告)2025年 2月25日(火)-5月18日(日)
パークホテル東京 アトリウム(25F)
「銀座ギャラリーズ うつろいゆく多様性展(仮)」
永井画廊スペースで展示
主旨
梶岡氏は、2015年以後上海のギャラリーを中心に発表、いま上海アート界において高く評価され、日本、中国で活躍中です。
狩野派、琳派などの古典的モチーフをいまの視点から再解釈し、現代のデジタルで作成したヴィジュアルと3Dモデリングデータを複層したレイヤーをキャンバスに構成、古典と現代をデジタルツールで融合したデジタル時代の新しい絵画表現と松尾芭蕉が晩年に到達した俳諧の境地“軽み”にも通じるテーマ “slightly above the land”シリーズで多くのファンを魅了しています。
私自身かねてより“日本美を現代に生かすアートの発信”を模索してきました。
“新古のさかいをまぎらす”精神で究極の現代日本美を追求する梶岡氏に出会い、共鳴し、多くの皆さまにその美をご覧頂きたくこの度初めての個展を開催いたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
永井龍之介
Toru Kajioka /Artist statement
伝統的な絵画技法とデジタルツールを融合:Phase1/CAD applicationで3Dモデリングデータを複数作り、3D視点位置をランダムにして構図を構築し、デジタルで作成したメインヴィジュアルと3Dモデリングデータの複層したレイヤーをキャンバスに構成して複雑で曖昧な境界線をフラットに構成。Phase2/伝統的な日本美術や文化に根ざしながらも、現代的な要素を取り入れることで独自のスタイルを構築。古典的な日本のモチーフや技法をシミュレーション、現代の視点から再解釈、新しい形で表現するアプローチにより、デジタル時代における新しい絵画表現を模索する。
抽象と具象の交錯:抽象的でありながらも具象的な要素を含むスタイルは、モチーフを抽象的な形状やラインで表現する。物体を具象的、または、抽象的に描いた画面は、視覚的な錯覚や錯視を構築し、深淵な物質感が交錯する。
物質性とデジタル技術の融合:デジタルと物理的な物質(古典的な日本のモチーフや技法)を融合させ、日本画・油画の画材以外に工業製品を駆使して、ペインティングする。これにより、物質の質感とデジタルのフラットさの対比が、視覚的だけでなく触覚的にも感じるテクスチャーを作る。
アプロプリエーションとRe;コンテクスト化の概念:アプロプリエーションと再コンテクスト化の概念を取り入れることで、デジタルとアナログ、物質性とイメージ、意図と偶然が交錯する視覚的・感覚的・触覚的なクリエイションを構築する。
展覧会に寄せて
☆中島 信也 Shinya Nakajima
武蔵野美術大学客員教授, 元(株)東北新社 代表取締役
☆岡山理香
東京都市大学(共通教育部 人文・社会科学系 教授)
☆潘 力 / パン・リー
上海美術学院教授,シカゴ大学客員研究員, 東京藝術大学客員研究員
作家プロフィール
( Toru kajioka )
“slightly above the land”シリーズ