会期
■2024年8月1日(木)-29日(木) 10:00~18:00
休廊日 8/4(日)・8/11(日)~18(日)・8/24(土)・25(日)
【開催記念YouTube配信】-銀座開廊50周年記念特別対談(2022年収録)
YouTube 「永井美楽塾」 千住博・永井龍之介 対談
◇【特別対談① 前編】千住博×永井龍之介
◇【特別対談② 後編】千住博×永井龍之介
口上
1995年1月に初めて「千住博展」を開催して以来、何人か得難いコレクターとのご縁を頂いています。なかでも最初の展覧会で作品をご購入頂いて以来、旧作、代表作など多くの作品をご所蔵頂き、深くお付き合いが続いているO氏とのご縁は、弊廊にとって大きな支えとなっています。
本傑作選展第二弾は、O氏からの注文で千住先生に描いて頂いた秘蔵のコレクション作品展です。「千住先生の作品を見せるための家を新築したい」という要望で相談したところ、黒川紀章先生をご推薦頂き、足掛け4年を経て“千住博美術館”ともいえる豪華なお宅が完成しました。完成の暁には春夏秋冬をテーマとした作品をお願いしたいということで制作された4点と特注「雲龍」を今回特別に展覧します。作家とコレクターとの強い絆から生まれた貴重な傑作選です。
(「なごみ」(淡交社2000年6月号)で特集-黒川紀章と千住博の平成の茶室-が紹介されました)
永井龍之介
千住博関連ページ
「三春の瀧桜」(50号)
千住先生の桜はやはり“瀧桜”でしょうということで場所はすぐに決まりました。漆黒の闇の中、月光に照らされるほのかなしだれ桜。千住桜といえば妖しい魅力を放つ夜桜、その後の“SAKURA”シリーズの嚆矢となった貴重な作品です。
「霊峰 浅間神社の朝」(50号)
河口湖畔に宿をとり、共に温泉に浸かり、飲み食べ語り明かした翌朝に取材。浅間神社で参拝し、本企画の成功を祈念しました。霊験あらたかな清々しい富士図です。
「大徳寺紅葉図」(50号)
大徳寺聚光院別院襖絵の仕事に取り掛かっていた時期でもあり、秋の京都大徳寺を取材しましょうということになりました。紅葉に映える美しい大徳寺です。
「凍日 釧路湿原」(50号)
丹頂鶴を見たいということで、2月極寒の釧路を訪ねました。シャッタースポットで多くのマニアがカメラを向け、丹頂鶴の飛来を待ち構える中、私たちも待つこと数時間、その瞬間シャッターを押し続けました。その一瞬をカメラで捉えた感動が伝わる作品です。
「雲龍」六曲一隻
O氏注文による稀少な屏風です。天地に恵みをもたらす水の神様「雲龍」。 “瀧のセンジュ”として国内外で多くのファンを得ている千住先生にとっても究極のテーマでした。