Exhibition

展示会

軽井沢千住博美術館ギャラリー2022 〈企画〉永井画廊

駒井哲郎 池田満寿夫
―信州ゆかりの名版画家―展

会期

■2022年7月22日[金]-8月30日[火]
9:30~17:00会期中無休 入場無料

会場

軽井沢千住博美術館 ギャラリー
389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉815
TEL 0267-46-6565 FAX 0267-46-6644
https://www.senju-museum.jp/

開催イベント(7/30)

対談
「父・駒井哲郎を語る」
■7月30日(土)14:00~15:00
■対談:駒井亜里(駒井家ご長男)・永井龍之介

【中止】開催イベント(8/7)

8月7日講演会中止のお知らせ
佐藤陽子様がご逝去されました。
心よりお悔やみを申し上げます。
予定していました講演会は中止とさせて頂きます。
生前のご厚情には感謝致します。

主旨

 当ギャラリーでは、2018年梅原龍三郎、2019年奥村土牛、 2021年東山魁夷、(2020年はコロナの為企画展中止)と信州ゆかりの巨匠画家展示を企画してきました。今回は、ゆかりの名版画家二人展です。
 弊廊では、“版画の国ニッポン”のギャラリーとして、浮世 絵だけではない国際的にも評価される現代版画の魅力を改めて国内外へ発信、未来への継承を掲げて、20世紀を代表する名版画家 長谷川潔、棟方志功、駒井哲郎、 池田満寿夫を中心に様々な切り口での展示を展開しています。
 駒井は10代で銅版画を志して以来、幻想的、詩情あふれる作品を生み出し、1950年代国際的な賞を次々受賞、 日本を代表する銅板画家として活躍され、また指導者として優秀な版画家を多く世に送り出しました。
 池田は1960年代以後、能の簡素、浮世絵の繊細さのうえに現代精神を表現した銅板画家として国際的に高い評価を得、また作家、映画監督などマルチな芸術家として同時代一世を風靡されたことは記憶に新しいです。
 このたびはお二人の貴重な作品を展示、版画の意義を多くの皆様と共有したいと思います。

永井龍之介

出品作品

駒井哲郎 銅版画 15点/池田満寿夫 銅版画15点

作家プロフィール

駒井哲郎(1920-1976)

TETSURO KOMAI

1920
東京生まれ
実家は日本橋氷問屋で、軽井沢の天然氷を卸していた。その縁で学生時代はたびたび 軽井沢の別荘で過ごす。
慶應義塾普通部 東京美術学校(現・東京藝術大学)卒 春陽会
1951
第一回サンパウロ・ビエンナーレ コロニー賞受賞
1952
第二回ルガノ白と黒国際版画ビエンナーレ 優秀賞
1954-55
フランス留学
多摩美術大学、東京藝術大学教授歴任
数多くの銅版画家を育てる
1976
逝去 享年56才
世田谷美術館(福原義春コレクション)、横浜美術館、埼玉県立近代美術館、町田市立国際版画美術館 他多数収蔵

池田 満寿夫

MASUO IKEDA

1934
満州生まれ
戦後 長野、東京、ニューヨーク在
東京国際版画ビエンナーレ第1回~第4回連続受賞
1965
ニューヨーク近代美術館で日本人初の個展開催
1966
ヴェネツィア・ビエンナーレ版画部門国際大賞受賞
1977
『エーゲ海に捧ぐ』芥川賞
1997
急逝 享年63才
池田満寿夫美術館(1997-2017長野県松代市)
ニューヨーク近代美術館、京都国立近代美術館、長野県立美術館、町田市立国 際版画美術館 等多数作品収蔵

駒井哲郎「静物Ⅱ」

21.7×20.7㎝ アクアチント 1976

池田満寿夫「聖なる手Ⅰ」

36.4×34.0㎝ ドライポイント・ルーレット 1965

駒井哲郎「『新潮』1972年 11月号表紙」

16.2×16.9㎝ モノタイプ

>駒井哲郎「教会の横」

15.7×11.1㎝ エングレーヴィング・ドライポイント 1955年

池田満寿夫「夏の夢」

46.0×40.5㎝ ドライポイント・ルーレット・ビュラン 1966

>池田満寿夫「楽園に死す」

39.6×36.2㎝ ドライポイント・ルーレット・エッチング 1965

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