Exhibition

展示会

武藤順九
―河北文化賞受賞記念― 展

会期

■2022年10月4日(火)-20日(木) 
10:00~18:00 16日(日)休廊
※9日(日)、10日(月・祝)は開廊いたします。


主旨

 バチカン、インド・ブッタガヤ、アメリカ・デビルタワー等 世界の聖地での「風の環」シリーズ永久設置に続き、2021年3月には「東日本大震災鎮魂と追悼のモニュメント」が石巻南浜津波復興祈念公園に設置されました。これまでの実績と本モニュメント制作の功績に対し、2020年に第69回河北文化賞芸術部門が授与され、改めて世界的彫刻家、画家としての評価が高まっています。
 弊廊では6年ぶりの開催となる本展では、世界中の祈り対象となっている『各聖地彫刻モニュメントのマケット』を一堂に会し、石彩、墨彩作品と合わせて展示します。
 鎮魂と追悼のモニュメントは、武藤氏が震災直後に瓦礫の中で芽吹いた双葉をモチーフにしたもので、「百年後、千年後を伝える希望の象徴となることを願う。」と語っています。
 被災から11年、コロナ禍の中、本展が皆様と平和と祈りのメッセージを共有できる機会となれば幸いです。

永井龍之介

出品作品

●各聖地彫刻のマケット※
  石彩、墨彩作品 約30点

  ※マケット 
   maquette(フランス語)
   模型。彫刻の試作のための雛型。

「CIRCLE WIND(風の環)2011-絆」

宮城県石巻市・石巻南浜津波復興祈念公園内慰霊モニュメント
w3.0×h2.1×d0.9m(台座除く)イタリア産大理石/台座:黒御影石
(宮城県 石巻南浜津波復興祈念公園内2021年3月28日開園)

「3.11モニュメント」
現地展示風景

作家プロフィール

武藤 順九

JUNKYU MUTO

1950
仙台市に生まれる
1973
東京藝術大学美術部卒業後フランス、スペイン滞在
1975
イタリア・ローマにアトリエを構え現在に至る
1997
ヴェルシリア賞1997年度グランプリ受賞〈彫刻・絵画〉(イタリア)
2000
「風の環-PAX2000-」カステル・ガンドルフォのローマ法王公邸内に史上初の抽象彫刻永久設置(バチカン市国)
2002
絵画「シリーズ『記憶の壁』PAX2000-光の誕生-」ユネスコのパリ本部に永久設置(フランス)
2006
「風の環-PAX2005-」仏教発祥の地ブッタガヤ《世界遺産》に永久設置(インド)
2008
「風の環-PAX2008-」ネイティブ・アメリカンの聖地ワイオミング州デビルズタワーナショナルモニュメント(アメリカ合衆国・国定公園)内に永久設置(アメリカ)
2011
「風の環-N.Y.9.11慰霊モニュメント-」ニューヨーク市のジャパンソサエティーでプレビュー展示(アメリカ)
2017
フェラーリ創立70周年記念特別イベント〈イタリアの風〉(東京都)
2019
6月9日「昭島・昭和の森 武藤順九彫刻園」開園(東京都昭島市)
2020
第69回河北文化賞芸術部門受賞
東日本大震災鎮魂と追悼のモニュメント「風の環2011-絆-」石巻南浜津波復興祈念公園に設置(宮城県石巻市)
2021
東日本大震災鎮魂と追悼のモニュメント「風の環2011-絆-」石巻南浜津波復興祈念公園にて除幕式(宮城県石巻市)
その他、国内外で展覧会など多数

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