Exhibition

展示会

追悼
掛井五郎 版画展

会期

■2022年3月4日(金)-3月19日(土)
10:00~18:00
日曜休廊

協力

一般財団法人掛井五郎財団

主旨

 昨年11月22日に91才で亡くなった先生を偲ぶ展覧会です。
 昨年1月弊廊での初個展では、ヒューマニティに溢れた彫刻、版画作品が大好評で、また先生を慕うファンの方が多数来廊され、改めてそのお人柄と懐の深い画業に感銘を受けました。先生も個展成功に喜ばれ、また来年もやりましょうと二回目をお約束していたところです。ご家族からは、故人の想いもあるので是非開催してくださいというお言葉を頂き、今回追悼展を行うこととしました。
 私の実感は“巨星堕つ”です。
 “真の芸術の評価は棺を覆うてから始まる”と言われます。
 掛井芸術の真価が問われる時代のスタートです。貴重な版画、彫刻を中心とした展示ですが、いずれも心が洗われる作品ばかりです。本展を通して先生を偲ぶと同時に“本物の芸術”の意義を皆様と共有できる機会になれば幸いです。

永井龍之介


出品作品

「変形する人体ドローイング」ドローイング 4点 1993年
「花+花」[1~6] 版画 1993年
「象が空に」[1~9] 版画 1996年
「ゼノンの逆説」[1~7] 版画 1996年
「どうして人は木になろうとするか?」[1~6] 版画 2001年
「樹の詩」[1~6]版画 2006年
「樹」[1~7] 版画 2012年
彫刻数点

「変形する人体」
ドロ~イング [4点]各94×54.5㎝ 1993年

「象が空に」[1]
 56.8×35.8㎝ コラグラフ 1996年

「ゼノンの逆説」[1]
 26.7×22.3㎝ ドライポイント 1996年

掛井五郎 略歴

GORO KAKEI

1930年
 静岡県生まれ、東京藝術大学彫刻科卒。
1968-70年
 メキシコベラクルス大学客員教授
1976年
 中原悌二郎賞優秀賞
1981年
 高村光太郎大賞優秀賞
1992年
 中原悌二郎賞
2021年
 11月22日 永眠
美術館コレクション、パブリック彫刻多数。

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