会期
■2025 2/4(Tue)-15(Sat)10:00~18:00 会期中無休
開催イベント
近代美術と銀座で出会う(銀座ギャラリーズ主催)
2/4~2/8
主旨
戦後80年、「原爆の図」第一部誕生から75年という記念年、開廊時からご縁を頂いている丸木ご夫妻それぞれ没後節目の年での展覧会を開催します。
20世紀は戦争の世紀といわれ、戦争といかに向き合ってきたか画家たちも問われています。
第一次世界大戦後、ドイツ/ノイエ・ザッハリヒカイト(新即物主義)、スイス/ダダイズム、フランス/エコール・ド・パリ、そしてピカソ「ゲルニカ」。日本では第二次世界大戦時松本竣介、靉光ら抵抗の画家たち「新人画会」、そして戦後「原爆の図」、香月泰男「シベリヤ」各シリーズ等。
ウクライナ、ガザなどいまも各地で戦争が続き、日本もいつ巻き込まれるか混沌とした状況下、改めて丸木ご夫妻が遺された作品の意義をいま多くの皆様と共有することは極めて重要だと思います。
「原爆の図」第一部から第十四部は〈 原爆の図 丸木美術館〉(埼玉県東松山市)で常設展示されています。
このたびは第一部「幽霊」原寸大レプリカを美術館から借用し、特別展示します。
また丸木位里先生水墨山水画、丸木俊先生油絵 花、風景、人物などと合わせて展示、販売作品もございます。販売された場合、売り上げの一部を「原爆の図」保存基金に寄附させて頂きます。
本展は銀座ギャラリーズ主催「近代美術と銀座で出会う」に合わせた企画です。
近代のもうひとつの視点“戦争と美術”を銀座から認識して頂く機会になれば幸いです。
本展開催にあたりご配慮頂きました丸木家ならびに丸木美術館の皆様には感謝を申し上げます。
永井龍之介
展示作品
●丸木位里・俊共同制作
「原爆の図」 第一部 「幽霊」 1950年 水墨画
原寸大レプリカ(180×720㎝) 四曲一双屏風(原爆の図丸木美術館蔵)
●丸木位里(1901-1995) 水墨画 5点
●丸木俊(1912-2000) 油絵 5点
丸木位里・俊共同制作「原爆の図」 第一部「幽霊」
四曲一双屏風 180×720㎝ 1950年 水墨画
※展示は原寸大レプリカ (原爆の図丸木美術館蔵) 非売
※本作は原画が貸し出された時に代替として美術館に展示されるものです。
今回美術館のご配慮で特別に展示できることになりました。
丸木位里 「さぎ」
133×43㎝ 1930年代 水墨画 非売
丸木俊 「ヤップ島」
20F 1940年 油絵 非売