会期
■2022年5月25日(水)-6月7日(火) 日曜休廊
10:00-18:00(最終日16:00まで)
※5月27日(金)銀座ギャラリーズ 画廊の夜会2022
『近代・美術まず銀座から』を開催 ~21:00
主旨
『油一』で由一を描く
銀座ギャラリーズ参加画廊共通テーマとして、日本の近代美術の魅力と現代の美術との深い関係を紹介する展覧会を企画しました。
弊廊は「佐藤一郎とその仲間たち」19名による日本油画のパイオニア高橋由一へのオマージュ展です。
本展もうひとつのテーマが “油一で由一を描く”。
東京美術学校西洋画科初代教授 黒田清輝が「日本人の頭脳から調合された油絵具」実現を目指した考えが、一世紀以上を経て、東京藝術大学技法材料研究室佐藤教授のもとホルベイン工業との共同開発による新しい油絵具として結実し、由一への思いを込めて“油一”と命名されました。
彩度が高く、発色が鮮明、耐久性の強い独自の油絵具で、その開発に関わった多くのメンバーが由一に挑む今回の作品展を通して、先人たちの思いも息づく油絵の意義をご覧頂きたく存じます。
永井龍之介
出展作家
長谷川健司 高木公史 秋本貴透 矢澤健太郎
赤木範陸 森本宏起 鈴木淳也 籾井基充
皆川琴美 松田一聡 大槻透 津田やよい
伊東明日香 小池真奈美 木下拓也 谷下田朋美
千村曜子 佐藤道子 佐藤一郎 計19名
出展作品
高橋由一へのオマージュ 10号以内 各1点
秋本貴透 「鮎」
27.0×45.5㎝ キャンパス・墨・ㇾドホワイト《油絵具・油一》
佐藤一郎「高橋由一に敬意を払った松島五大堂圖」
22.0×31.5cm アルシュ水彩紙(荒目)・鉛筆・雲母(パールホワイト)・水彩絵具
高木公史「令和花魁」
55.0×42.0㎝ 油絵・キャンバス