会期
■2020年10月23日(金)-11月6日(金)
日曜・祝日休廊
10:00-18:00
(初日のみ15:00から/最終日16:00まで)
主旨
イタリアルネサンスの美術史家ジョルジュ・ヴァザーリによれば、絵画とは、神話時代、ひとりの乙女が恋人との辛い別れの際、せめてその姿を留めようと恋人の影の輪郭を壁に写し取ったことから始まったという。
古来、多くの画家が自身の人生と重ねながら、男と女、生と死、人間のエロスなどをテーマとして名画を生み出してきました。いわばエロスは絵を描くモチベーションのひとつであり、絵画の原点です。
今回は原点に立ち返るという意味も込めて、各作家がイメージするエロスに沿った作品を期待します。
永井龍之介
長谷川健司 「für Fr.Lis」
2020年
41.0×19.2㎝ 油彩・テンペラ/板・胡粉地
(額装 長谷川健司)
初期フランドルの画家ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデンが描いた妻 エリザベス・ゴッファルトの肖像画へのオマージュ作品である。
お互いの魂を見つめ合う視線の間に、深淵なる愛の存在を感じずにはいられない。
長谷川健司
出展作家