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Artist
作 家
近代の発見
髙田 保雄
Yasuo Takada
Profile
1927年
横浜に生まれる
1935年
横浜小学校に入学
1941年
関東学院中等部入学、水船六州先生の指導を受ける
1945年
東京美術学校に入学 芸術大学になって卒業
1950年
神田文房堂で個展2回
赤坂翔雲堂画廊で3回
新橋いとう画廊で2回
銀座文藝春秋画廊で隔年個展22回
1975年
作品(野芥子)が京都国立近代美術館蔵になる
2013年
横浜高島屋
永井画廊
2016年
逝去
本物の絵画とは、画家が自己の孤独と厳しく真摯に向き合うなかで生み出されるおのずからの美である。その経験が長く深いほど熟成された静かで清らかな美しい絵画になるのではないか。古今東西の名画に対峙する毎に強まっている確信です。
2013年4月文藝春秋画廊での個展で初めて髙田保雄先生の作品に接した時、同様の思いに到り、簡潔な構図、緊張感ある時空間表現で、北宋絵画にも通じる凛としたたたずまいがある花の連作に深い感銘を受けました。その後、大磯のアトリエで拝見した風景画は空気感、臨場感にあふれ、何気ない風景が見事に絵画として自立しています。いずれの作品も近年稀な清澄で品格の高い名画として評しても過言ではありません。
2016年89歳でご逝去されましたが、その意義深い画業をより多くの皆さまに知って頂きたく、これからも顕彰していきたいと考えています。
むくげ 油絵 90.9cm×60.6cm
1980年代
髙田保雄(1960~2012)セレクション
りんご2個
初夏
ラ・フランス