日本画の巨匠奥村土牛は、若いころから自然界と無心に向き合いながら素描を地道に行い、膨大な素描の積み重ねのうえに、雅号「土牛」の名の通り、牛の歩みで大器晩成、70歳を過ぎてから「鳴門」「醍醐」「吉野」など静謐で品格の高い名作の数々を生み出し、日本画の一時代を画する大輪の花を咲かせました。
戦後疎開されたご縁から1990年長野県佐久穂町に記念美術館が開館しました。
本年生誕130年を記念して、信州ゆかりの作家として、軽井沢千住博美術館ギャラリーで土牛芸術の核心である素描、代表作「富士」「城」などの版画を中心とした展覧会を開催(7月19日-8月28日)、その後銀座永井画廊に巡回することとなりました。より多くの皆様に土牛芸術の素晴らしさをご覧頂きたく存じます。
永井龍之介
■会期:2019年9月2日(月)
-9月14日(土)
11:00-19:00
日曜休廊
〈 9月6日(金)11時-17時30分
9月7日(土)13時-19時 〉
明治22年 1889年
昭和7年 1932年
昭和37年 1962年
昭和53年 1978年
昭和55年 1980年
平成2年 1990年
■長野県南佐久郡佐久穂町大字穂積1429-1 TEL:0267-88-3881
美術館紹介WEBページ(佐久穂町)