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Ginza 4-10-6

長谷川潔展

会期:2009年5月14日(木)~6月12日(金) 11:00~18:30(日・祝休)

長谷川潔展-パリのアトリエに遺された銅版画代表作と油絵-

長谷川潔展

-パリのアトリエに遺された銅版画代表作と油絵-

 

かねてより長谷川潔の良質な作品を集めた展示を念願して参りましたが、いよいよ実現することになりました。

長谷川家ご遺族にご了解を頂き、長谷川潔研究第一人者魚津章夫氏ご監修のもと、アトリエに遺された作品のなかから厳選した銅版画と油絵のベストセレクション展です。

長谷川は27歳の時に渡仏、89歳で亡くなるまで60年余故国に戻ることなく、パリで版画を中心とした画業に生涯を捧げました。レジオン・ドヌール勲章、フランス文化勲章等授与され、生前フランスにおいてその業績は高く評価されていましたが、没後パリのアトリエで世に知らされることのなかった版画、油絵が数多く発見され、その後の調査、検証で近年その全容が明らかになったところです。

銅版画においては、様々な技法を自らのものとされ、珠玉の作品を多数描いています。ポワン・セッシュ、オーフォルト、ビュラン等繊細、シャープな線描で古村風景、樹木、草花を描き、“一木一草に神が宿る”表現に達した作品は革新的であり、洗練の極みです。19世紀以来途絶えていたマニエール・ノワール技法を復活させ、深遠な漆黒を背景に水墨画にも通じるモノトーンで小鳥、オブジェ等を象徴的に描き永遠の美を表現した名作は、洋の東西を止揚した独創です。また油絵では、じっくり対象を把握し、確かな描写力と鮮やかな色彩で描かれた風景、花など具象絵画の本道ともいえる作品を遺されました。

長谷川芸術の真の評価は始まったばかりです。今後は長谷川潔常設画廊として様々な切り口で企画展を開催し、その真髄を世に問うていきたいと考えています。

本展その嚆矢です。

何卒ご高覧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

【出品作品】 

「時 静物画」 26.5×35.7㎝ 1969年 マニエールノワール
「仮装した狐」 35.4×26.2㎝ 1965年 マニエールノワール
「狐と葡萄」 35.4×26.4㎝ 1963年 マニエールノワール
「半開の窓」 31.8×25㎝ 1956年 ビュラン
「若木」 32.4×24.5㎝ 1986年 オーフォル
「コップに挿した野花」 28.1×22.8㎝ 1950年 ビュラン
「聖体を受けた少女」 27.6×22㎝ 1938年 ポワンセッシュ
「二つのアネモネ」 24.2×19㎝ 1934年 アクアタント
他 銅版画計38点
「青い壷の花束」 97×73㎝ (30号) 油彩画
「ソリエスの村」 54×65㎝ (15号) 油彩画
「プロヴァンスの村」 54×65㎝ (15号) 油彩画
「ミディー風景」 38×46㎝ ( 8号) 油彩画
他 油絵画計10点

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